千曲市屋代の地で100年以上続く眼科医院の移転新築工事です。交通量の多い前面道路からセットバックした位置に、水平に伸びやかな屋根が印象的な建物を計画しました。建物の顔となる入口や待合の開口部にはアルミ木複合サッシを使い、患者様を温かく迎え入れます。
診察だけでなく手術も行うため、術前の緊張を少しでも和らげることができる、落ち着いた内装を重要視しています。柱やサッシの木に合わせ、木製の家具や木目調の建具を使った統一感のある空間の中で、受付にはアイキャッチとなるタイル壁を設けています。目の不自由な患者様が使いやすいよう、カウンターの高さや部屋名サイン等、細部まで丁寧にデザインしました。