■小中一貫教育の特色を生かした施設
異学年の子どもたちや教職員、地域の方々との様々な交流や多様な学習展開を可能にする、地域交流スペース、ラーニングセンター、ティーチャーズ・ステーションを校舎の中心に設け、学年のつながりや区分に配慮した9年間の成長を実感できる学校としました。
職員室は、学校運営の一貫性を保ち小中教職員間の情報交換を促進するため、小中学校で共有し、また地域と連携し、地域の教育力を学校に生かすための拠点として、地域交流サロンや地域講師室を設けました。
■使いやすく信濃町らしい施設
新体育館は、各種会議や講演会などにも対応できるよう音響面や暖房に配慮しました。校舎棟と新体育館棟をつなぐ渡り廊下(スポーツストリート)は、授業以外の場においても子どもたちの自然な交流を促すよう配慮し、部活動の場や、冬期間にはクロスカントリースキー用具の置き場としても活用できるようにしました。多雪地域として、除雪が必要な範囲を極力少なくシンプルな建物形状とする配慮をしました。
■環境への配慮
校舎棟、新体育館棟は、外断熱工法や樹脂サッシ・太陽光発電を採用し、暖房エネルギーの削減、結露抑制、建物の長寿命化などを図りました。教室の壁、廊下、天井などに町内産または県内産の木材や間伐材を使用して、ぬくもりを感じる空間と快適な学習環境をつくり出します。