令和4年度 第24回建築作品表彰 優秀賞(2022年)
アルプスがふたつ映えるまち駒ヶ根市に新築した公民館と児童発達支援施設です。
改築時期が重なった「赤穂公民館」と児童発達支援施設「つくし園」を、地域の文化芸術の拠点と児童発達支援センター化という市の基本構想に基づき、それぞれ独立性をもちながら、連携も可能なプログラムにより、社会教育と福祉をつなげる複合施設のモデルケースを目指しました。
公民館は、中央アルプスを望む大きな窓や、地場産の杉をふんだんに用い地域色豊かな交流の場を創出しました。300人収容の講堂は、市民の多目的利用としては本格的な舞台機構や照明を備え、天井や壁は音響設計に基づく特徴ある形状としました。
つくし園では、多様な個性を持った子どもたちが木の温かみに包まれながら、のびのびと過ごせるようプライバシーと細部にわたって安全に配慮しました。