佐久市に本社を置く建設会社の社屋です。自然豊かな観光地に建つ別荘の建設を多く手掛ける同社のアイデンティティを建物で表現したいという要望から、周辺環境との共存を図りつつ特徴的な風貌で存在感を示し、建築材料としての木を美しく見せる建物としました。
外観は、視線を受け易い妻壁を燻し銀の鋼板で斜めに葺いて上向きの力を感じさせ、ファサードは木ルーバーで揺らぎのリズムを表現しました。内観は、ホール吹抜けの白砂壁を背景にブリッジと天井の木ルーバーを浮き立たせ木の美しさを強調しました。建物周囲には樹木を植え潤いのある景観造りに配慮しました。